大草直子

日本のファッション業界に入ったきっかけを教えていただけますか?
ヴァンテーヌ誌の編集者としてキャリアをスタートしました。今もそこでプランニング、スタイリング、ライティングを担当しています。いつの間にか、スタイリストと呼ばれるようになり、今ではそう呼ばれています。私は自分の肩書きを明確に定義することにこだわらず、様々な役割に携わることを楽しんでいます。
あなたは作家であり講演者でもありますが、この仕事の領域とスタイリングの違いは何ですか?
コミュニケーションの方法は違いますが、おしゃれの楽しさを伝えたり、スタイリングのヒントを伝えたり、ブランドの魅力を伝えたり、どれもほぼ同じです。何をするにも楽しいです。

スタイリストとして、ご自身のワードローブをどのようにアレンジしていますか?クローゼットの必需品は何ですか?
その日に着るものを選ぶのは、その日に誰と会うか、天気、自分の役割、そしてその時の気分など、様々な要素が絡み合っています。例えば、DEMYLEEの店舗でライターと会う予定で、外は雨。その後に写真撮影があり、その後レセプションに出席しなければならない場合、DEMYLEEのニットドレスにレザーのライダースジャケットを羽織り、バレエシューズを履くこともあります。

プロジェクトの準備の際の作業プロセスはどのようなものですか?インスピレーションをどのようにして、統一感のあるルックへと洗練させていくのですか?
まず目標を設定します。売上高目標でも、ブランド認知度の向上目標でも構いません。コンサルティング業務も手がけていますが、クライアントとは常に最初にこの目標を確認します。目標に深くコミットし、同僚と共有することが重要です。インスピレーションは、ランウェイでブランドのコレクションを見ることから生まれるものではありません。比喩的に言えば、花屋の花の色や、上質なワインの味から生まれるものです。インテリアデザインの本もよく読みます。
自分のスタイルを見つけるのに苦労している人に、どんなアドバイスをしますか?
自分の写真を撮ってみてください。客観的に自分を見つめ、ファッションの歴史を振り返ることができます。そうしなければ、自分のスタイルを見つけることはできません。あなたのスタイルはあなたそのもの。それを見つけられるのはあなただけです。

あなたの個人的なワードローブのトップ 3 アイテムは何ですか?
カシミアニット、レザーのバイカージャケット、デニム!
2019年春コレクションのトップ3スタイルは何ですか?
ダナスカート
ジェリー・トップ
ジェイミー・ドレス
ジェリー・トップ
ジェイミー・ドレス